今日は母親と行ってきました
6/8日から公開されました、
「羊と鋼の森」
先々週は家族で行きましたが、今日は私の母と行ってきました。
日に日に認知症的なものが進んできている様なのですが、映画でも観て少しは脳が活性化すればいいなぁと思い、
せっかくのこの映画を観せてあげたいという思いで行きました。
二度目を観る私は、
当時、調律師のアカデミーへ行く時の電車の中で、駅のホームから見送る母が泣いて手を振っているのを思い出しました。
この時の私の思いは、
「絶対に人には負けない調律師になろう」
「今まで自分の事を見下したヤツを見返してやる」
そんな思いで故郷を旅立ったものでした。
ラストシーンの先輩社員の結婚式で、調律を任せられた主人公の山崎さんは、双子の姉妹とのリハーサルのやり取りの中で、
「音を飛ばして下さい」
というシーンがあるのですが、
私の母が、「どういう事?」と、
聞いてくるので、説明してあげました。
観終わって、今日の母は少し穏やかな感じになった様な気がしました。
いつも隣り街から通って介護に行く私なのですが、日常生活が上手くできない様になってきた母に苛立ち、ついキツイ言葉を言ってしまうのですが、
今日は、少しは穏やかに接する事ができたかなぁ…
あの頃は、私の事を心配していた母、
今は立ち場が逆になってしまって…
でも、
あの時の旅立ちの時は忘れません…
ここまで育ててくれて、
ありがとう…
本日、映画館へ行って ちょっと残念に思ったのが、
もう、大きな垂れ幕が無くなっていたのが悲しかった …
同時公開されてたもう一つのはあったのに、…
まだ観てない方は、是非、ご覧になって下さい。音と映像の世界が楽しめる映画です。
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