ピアノ調律と中古ピアノ再生
お客様のご家庭のピアノを調律して訪問している業務と、委託で通っているピアノ工房での業務と、二刀流でこのところやっております。
今まで、ご家庭のピアノを調律して訪問していたのが普通でしたが、半年前ほどから、私と親しく交流のある楽器店から、ピアノ工房の業務の事を知り、私の調律の業務を重視しながら、ピアノ工房の業務を都合のいい時間に行っていい事で勤めています。
中古ピアノは、今までは出来上がった商品を販売していましたが、自分自身で一から商品を仕上げる大変さは、思った以上の労力です。
こんな大変な労力と時間を使って、中古ピアノ商品が出来上がるのは、商品の値段と労力の割りが合わないような…
美しく奏でる音、弾きやすいタッチコントロール、美しい外観に仕上げて、お客様に喜んでもらえるように心掛けています。
その商品の仕上がる過程をご理解頂ければと思います。
これは、仕上げる商品を引受けた、ピアノの調律の記録のカードです。
40年以上前のピアノで、調律は4回しかされてないピアノでした。
音はもちろん大きく狂っておりますし、外装は酷く汚れ、キズも多いし、内装はホコリだらけで、羊毛部品は虫喰いの被害、低音弦の巻線は錆びが酷く音に伸びがない。
40年近くも定期調律をしてないと、このピアノ自体も可愛そうです。
このピアノは、もともといい音で奏でるピアノです。
弦を張り替え、外装のキズ修理、塗装、アクション修理、整調、整音、調律をして、美しく奏でるピアノに仕上げます。
ピアノを所有されておられる方、定期調律は必要なものです。そのピアノの将来のことを思って、大切にして頂きたい。
アコースティックピアノは、心を豊かにしてくれます。
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